平穏な日々が続く

藤真先輩と仲直り(?)してからは、も元気でよく笑ってるし

平和、平和で

こういう時にこそ
“波乱”、というものは起lこるもの






The sky looks threatening.






ー、」

聞きなれた声に後ろを振り向く
その相手はもちろん、見慣れたこの子

「おっはよ」
「おはよー

にこにこ笑って挨拶をしてくる親友に、私も思わず笑みを零す
やっぱりは笑ってなきゃねぇ

ちょっと前まで、何だか気が抜けてるっていうか、ぼーっとしてることが多かった
原因は3年生の藤真先輩なんだけど…まぁいろいろあって

でももう解決したらしい
それを私に報告しに来たときも「大丈夫だった」と彼女は笑ってた


それから数日

は持ち前の元気というかお気楽モードを取り戻し、楽しそう
藤真先輩とも仲良くしているのを毎日のように見かける


そして、私はある異変に気がついた


今まで、先輩はに結構優しく接してた
優しい、というか他の1年生よりは親しかった


それが最近、少しずつ変わってきている気がする


もともと親切で優しい感じだったけれど、前とは何かが違うんだよね
何ていうか、こう…

もっと優しい、穏やかな感じになった


「恋かな、やっぱ」
「え?何?」
「何でもなーい」
「えー…」


もちろんはそんなこと知りもしないし、鈍そうだから多分気づかないと思う
でも周囲の、第3者の私からはその変化に気づいた


藤真先輩は、を特別に想ってる(気がする…)


多分これは間違ってない(多分だけど)
何となく、見ててもそうだし、私の女のカンていうの?
とにかく、先輩はに好意を抱いてるのは絶対って言える

ー」
「ん?食べる?ポッキー」
「うん、アンタさぁ藤真先輩のこと結構好き?」

何で“結構”が付いてるのかはわかんないけど、それとなく聞いてみる
ポッキーを2本咥えたままは考えこんだ
そして案の定返ってきた答えは

「んー、スキ…かな?」
「…そっか。そだよねー」

やっぱこの子はまだまだみたいです。
この前はもうちょっと緊張感あったんだけどね

ま、別に藤真先輩だから肩入れしようってわけじゃなし
の自由だからね
お2人をくっつけようなんて思ってないけど


全く先輩に同情しなかったわけじゃなかったかな…


そして眠い授業も全部終わって、HRも適当に済まして
いざ放課後=部活タイム

、行っくよー」
「んー」

カバンを持って教室を出る
なんだかんだ行って私たちは結構部活が楽しみでしょうがない
バドミ大好きッ

「今日は天気微妙だけど、外練だよね?」
「ウン。こんくらいの天気ならやるっしょ」

カバンとラケットを持って、足取りは軽く部室への道を歩く
部室に荷物を置いて、更衣室に入って着替えをする

ー、ーッ」

「ん?」
「あ、部長ー!」

部室を出て体育館の外を歩いていると校舎の方から誰かが叫んでいた
2階の窓から身を乗り出してこっちに手を振っているのはバド部の部長さん

「今日外練ーッなんか雨降りそうだけど、一応外でペア練しててー」

あたし日直だから遅れるからーっ、と片手に日誌を持って大きな声で叫ぶ部長
厳しいときもあるけど、気さくで面倒見のいい先輩なので私もも部長が大好き

「わかりましたー!」
「お願いねーッ」

ハーイと返事をすると、部長はにっこり笑って教室に引っ込んだ

「この距離で叫ぶとかさすが部長だねー」
「ホントだよ。やっぱあの人面白いわ」

2人で笑いあって、ラケットとシャトルを手に持ち、外に出た
雲が厚みを増して、空を覆いつくしていた

「降りそうじゃない?」
「きそうだねこれは…」
「んー…ま、降ってくるまでやってよっか」
「OK」
辺りはだんだんと薄暗くなていって、今にも雨が降り出しそうだった

そして、小さな波乱の幕開けとなる