俺の世話焼きな親友・越野宏明には好きな子がいるんだ
2人はまぁお似合いだし、越野の淡い恋が実るよう応援しようと思う
だって、他人の恋愛ほど面白いものは無いでしょ?

とくに越野の恋は…






The moment when light love grows







同じクラスのちゃんは結構可愛い
越野以外にも恋心を抱いてる奴はいる(ただ、あくまでも想うので精一杯みたい)

俺も結構のこと好きで(まぁ恋愛って程じゃなかったんだけど)
前に告白まがいなことを彼女に言った
すると

「仙道みたいに、皆にモテる人はパスだなー」

と笑っていた

まぁ俺も半分冗談だったし、「ちぇ、残念」と笑って終わった
でも今思うと、ある意味越野の恋の手助けになった

越野、お前はまだOKだって(越野のファンは大人しいからわかりにくい)

毎日毎日と話をするだけでメロメロな越野を見てて、俺は可笑しくて仕方ない
越野は「俺なんか」って思ってるかもしれないけど、俺とか周りから見たらカナリ仲いいよ?


昼休み、毎度同じ手段で越野にお使いを頼んだ(いつになったら気づくのかな?)
嫌々だけどきちんと頼んだ物を買ってきてくる、そこが越野のいいところ


でも今日はいつもよりさらに面白いことが起こった


教室を出た越野を、が声をかけて引きとめた(ドアが開いてて丸見えだったよ)
ざわざわしてて会話はほとんど聞こえなかったけど、が越野に両手を合わせていて
何かを頼んでいるようだ(私の分も買ってきてーとかかな)

そのときの越野が、これまた面白い
さっきまでパシリ…じゃなくてお使いに使われて不機嫌だったのに
に声をかけられた途端嬉しそうな顔しちゃってさ

面白いなーと頬杖をついて2人を眺めていると、不意に2人がこっちを向いた
とりあえず俺は笑って「早くねー」と手を振った

にこにこ笑っている
そんなにメロメロな越野

見てるだけで、飽きないよね



しばらく経って、越野が戻ってきた
いつもより多めに買った物を持ってるので、やっぱりに頼まれたんだなと悟った

「ほらよ、サンドウィッチ」

と言って2つの塊を俺に投げてくる
サンキュ、と言って俺は受け取りすぐさま封を開けて昼食を始めた

ん?何か足んなくない?

「越野、飲み物は?」
「あ…悪ぃ忘れた…」

あちゃー…と頭をかく
多分のことばっかり考えてて、自分のと俺の飲み物のことをすっかり忘れていたようだ

「えー、何も飲まないで食べると喉つまるな」
「…わかったよ、買ってくりゃいーんだろ!」

怒ったような口調でそう言って、再び越野は教室を出た

やっぱり越野は見てて飽きないな

そんな風に思いながら美味しいサンドウィッチを味わっていると
ふといつも見ないパンを発見


コロッケパンと焼きそばパン…


「越野は、いつも通りカレーパンとカツサンドだよね」

ということは、このコロッケパンと焼きそばパンがの分か…
次の瞬間、俺はこの上無い程の素晴らしいことを思いついた



越野&専属・愛のキューピット仙道彰
大事な親友のために人肌脱ぎましょう。




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